季節の変わり目なので露出したくなる

 四月嫌い!クソ!!ゴミ 理由としては(学歴問わず)多くの人間が非常に短絡的に希望を抱いているのを目撃してしまい、自分のペースが乱されるからというのが恐らく大きい。

 僕が彼ら(対象は学生である)を見て思う疑問をツラツラ書こう。

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1. 年度が変わった途端、"無闇に"新しいことを始める

 年度が改まると大抵の場合は環境・立場が大きく変わる。小→中→高→大へのステップアップは勿論大きな変化ではあるが、そのようなステップアップがなくても変化は誰にだって生じる。高校までではクラス編成が変わったり、大学では1年から2年では専門の勉強が本格化し3年→4年では研究室に配属される。部活動やサークルに所属していたらその組織を執行したり、新しく来た後輩に指導する立場になるだろう。

 よほど処理能力が優れた人間じゃなければ新しい環境・立場の仕様を掴むのにはそれなりの時間や体力を要する。にも関わらずその不安定な状況のなか、新年度になったからと言って、千手観音かよ と言いたくなるくらい様々な分野に手を出す人が一定数いる。もちろん、年度が変わったことである程度のリセットがなされる分野も多いのでこの時期に新しいことを始めるのは仕方がないことだと思う。しかしそれを差し引いても、新生活に慣れてからでも十分間に合うことや、年度が変わる前からでも取り組めるようなことを急激に着手し始める人が多いように感じている。

 ただでさえ周りの環境が大きく変わって疲弊しているところに局所的に新しいを詰め込み、更に自分を貶める行為をしている人を見ては頭を抱えてしまう。

 

2. 無闇に手を伸ばしている現在の状況を"充実している"と捉える

 流石に救いようのない阿呆だと思って(直球)見ている。

 これはあくまで僕の浅い21年間で培われた経験則なのだが、何事もそれに慣れるまでが3ヶ月、自分の中に落とし込めるまでが1年かかると思っている。あくまでこれは僕の経験則なのでスパンは人それぞれだと思うが周りを見る限りこれくらいが平均的なのだと思う。ここから、3ヶ月楽しく続いたことはその後も楽しく続けていける可能性が高いということと、現在の状況を3ヶ月続けないで判断を下すのは無理がある  と言い切るのは概ね間違ってはいないだろう。

 このように考えて物事を見ているので始めて1ヶ月はおろか、数週間しか経っていないのに「今の自分!最高!!!楽しい!!」と短絡的に輝きを演じている人を見るとそこそこ不愉快になる。

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 僕は陰湿人間なので上述のような似非充実人間の挙動をしっかり観察しているのだが、五月病とは上手く言ったもので彼らは大体が五月になると脱落しており、夏季休暇くらいになると結局何も身に付かないまましっかり堕落した人間になっているのはおもしろい。

 文頭に述べたように僕は4月を大変息苦しく過ごしているのだが、似非充実人間が突如輝きを失いだす5月は本当に好きなのでそれまでとりあえず1ヶ月生きようと思う。